G8とLondonの動向
Jul 08 2005G8開催とともにロンドンで生じた同時多発爆破事件は、今の所、昨夜と同様、犯人像や手段などに対して、的確な情報はなされていないようです。爆破手段に対しても自爆説もあるようですし、被害者の数も含め、実態に近づくにはあと数日かかるのかもしれません。英国からの画像や情報のトーンが落ち着いているような感じもしますが、それは過剰な日本の情報伝達状況と比較してのことなのでしょうか。
なので現段階で露骨な見通し、9・11から続いている国家組織対テロ組織という(第三次世界)大戦の現在という構図をここで持ち出すのがいいか判明はつきにくいものの、G8の論調のトーンをすっかり変えてしまったのは確かなようです。アフリカの問題や温暖化がバックグランドに置かれ、テロ戦争対策がフロントエンドになったようです。
主たる目的が「アフリカ」問題に着目させようだったLive 8、とその「牧歌的」な成功は、同じ場所で日にちを代えて生じた爆破事件によって、多くの人々や若い世代にどのように受け止められ、認識されていくのでしょう。この点ではグローバル経済の中心でありシンボル標的だった貿易センタービルが否応なく破壊された事件とは、様相が異なるはずです。そのことは明記しておきたいと思います。
以前には普段、検索することのなかったallAfrica.comでの記事(「Africa Bombed Off the Headlines」7月7日付け)を読むと、G8メンバー以外に参加していたアフリカ各国の代表者との会合も滞ってしまったようです。仕方ない側面があるとはいえ、ゲルドフ氏も含めた会合の混乱ぶりも伺わせます。この記事でも同様の示唆があるようです。また以下のような、
These ironies will not be lost on a new generation of Westerners, of Japanese and Russians and Brazilians, and quite possibly of Indians and Chinese, just coming of age.
The Live 8 concerts will probably make this G8 summit the first political event in which these young people took a serious interest, and they have seen it blown out of the headlines by bombers who view the grander goals of Live 8 with contempt and as an opportunity for the most bloodily vicious form of exploitation.
( Analysis: Al-xxxx’s G8 mistakeより抜粋.)
未定な事象に対して、断定的な射程であるものの、論調は的を得ているライブエイトととの関連を分析した記事がありましたので引用しておきます。「関心を持った世界各地の若い世代を失望させたよ」、というだけではなく、名前も挙がっていますが、参加した170に近い各地のミュージシャンやスタッフにとって、lost=mistakeでは済まされないショックをもたらしたことも確かなのでしょう。
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